
歯医者

ミーティング

読書

この本は、歯医者さんの待ち時間だけ読んでいた。
薄い本だし、あっと言う間に読めそうだと思ったが甘かった。
漢語調で書かれているので、現代語のようにすらすらとは進まない。往きつ戻りつしながら読み終えたけれど、理解できたのは半分くらいだと思う。
せっかくだからレビューを書きたいが、何をどう理解したかを考えると、まとめるのが難しい。とりあえず、驚いたことを挙げておこう。
まずは、この原稿が新渡戸稲造35歳の時に書かれているということ。
しかも英文で。自国の精神文化について他国の言語をもって語る!
母国語を操るのでさえ悩むことの多い私にとっては、驚異としか言いようがない。
次に、ヨーロッパの文化にも造詣が深いこと。豊富な文献を例にしながら、武士道と騎士道を並べて論じ、差異と共通点を見いだしている。キリスト教徒であるがゆえの洞察かもしれないが、35歳にして「道」を述べられるとは!
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武士道について「いかに生きるべきかという問いに対して闊達自在な日々の心構えを説いたもの」との記述が心に残る。
現代においては、武士という階級は存在しない。しかし、日本人として魂の高潔は保ち続けたいものである。